自分の興味・関心から広げるDEIの視点―DEI チャリティフットサル大会 参加レポート―
皆さん、こんにちは! パナソニック コネクト、From the Inside編集部です。
パナソニック コネクトの取り組みを内側からレポートする当シリーズ。
今回は、2023年10月21日に実施された、DEI チャリティフットサル大会の様子をお届けします。
一人ひとりが、イキイキと働きながら自分らしさを活かし、能力を最大限に発揮できるよう、「DEI(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)」に取り組んでいる当社。
2017年より様々なDEI推進の取り組みを進めてきましたが、今年は新たな試みとして10月をコネクトDEI Monthと定め、セミナーや体験会など、DEIに関するイベントを集中的に実施し、CONNECTer(パナソニック コネクト社員)一人ひとりが様々なDEIに触れあえる月間としていました。
そんなDEI Monthの期間中に実施された当イベント。
普段あまりDEIを意識することがない人にも、DEIを考えるきっかけにしてもらえるよう、趣味や興味関心などの分野に絡めることで、多くの人が参加したいと思えるイベントにする、という趣旨で企画されました。
スポーツというチャネルを通してDEIを学んでもらうほか、参加費用の一部をプライドハウス東京へ寄付することで※、自分の行動がDEIへの貢献に繋がるという意識を深めてもらうことを目的としています。
当日は、CONNECTerの他、その家族や、コネクト以外のパナソニックグループ社員も含めた約70名が有志で参加しました!
当社には、各事業部にChampと呼ばれるDEI推進リーダーがおり、プロジェクトメンバーや人事部門を巻き込んで、自部門の課題に対し独自施策を展開しています。
今回の企画・運営を行ったのは、国内ソリューション営業を主に担当する、現場ソリューションカンパニーに所属するChampの皆さんで、イベントの冒頭では、日頃のChamp活動の紹介や、今回のイベントの趣旨等が説明されました。
日頃接点のない人と交流できるよう、チームは運営側でランダムに振り分けられます。
初対面同士で最初は少し緊張しているように見えたメンバーも、一緒にチーム名を考えたり、ウォーミングアップをしたりするなかで、少しずつ打ち解けていく様子が見られました。
空気と身体がほぐれてきたところで、いよいよ試合開始!
皆さん全力でプレーしますが、小さなお子さんやフットサル初心者も参加するなかで、相手に合わせた速度でパスを回したり、ゴールチャンスを作ってあげたりと、全員が楽しみ、活躍できる空間が自然に出来上がっていました。
次の試合に向けて待機している間には、DEIにまつわるクイズが。
試合結果とクイズの正解率の合計でチームの順位が決まるため、皆さん、チームごとに集まって真剣に考えます。
私も挑戦してみましたが、国内外のDEIにまつわる事象や、DEIを促進するための社内制度など、知っているようで知らないものがたくさんあって、なかなか難しい・・・。新しい学びをたくさん得られました。
会場では、「『彼氏』や『彼女』ではなく、『パートナー』という言葉選びが嬉しかった」といったように、DEIに関して日常で感じたこと、気づいたことなど、ちょっとした呟きを社内ポータルで共有する完全匿名の投稿システムである、「CO声」に集まったリアルな声や、これまでのChamp活動の様子がパネルで紹介されており、参加者が足を止めて真剣に読んでいました。
「価値観の違いを楽しむ!」や「すべての人が働きやすい職場を目指す」など、参加者がDEIに関する想いを書き込んだ「私のDEI宣言」の前でインタビューに答えてくれたのは、当イベントを企画した一人である舟橋さん。日頃法人営業をしながら、Champとしての活動を積極的に行っています。
「社内にDEIの重要さを伝える立場だからこそ、相手の目線や立場に立って動くことの大切さを、自身が一番忘れてはならない、と常に思っています」と話してくれました。
2023年度の、現場ソリューションカンパニー Champリーダーの本田さんは、一口にDEIと言っても、育児や介護、LGBTQ+や障がいなど、本当に課題が幅広く、Champとして取り組むべきことは山ほどあると語ります。
「広い社内にDEIを浸透させるためにも、今回参加してくれた皆さんには、ぜひ自分の職場で『こういうイベントがあったよ』と話して、インフルエンサーになって欲しいですね。それだけでも、参加できなかった人たちにとって、今回のイベントが『職場の○○さんが参加したイベント』と一歩身近な存在になるので、DEIを少し意識するきっかけになると思うんです」
フットサルを楽しみたいという純粋な気持ちに加え、過去に自身もDEI推進担当だった経験もあって当イベントに参加したという人事の小西さん。
チームで解いたDEIクイズには、世界における日本のジェンダーギャップ指数の順位を問う問題などが含まれていて、DEIに関する現状を改めて認識できる良い機会になったと話してくれました。
「今回のように、自身で参加し、想像力を働かせながら学んでいく体験が、DEI理解においてとても大事なのかなと思います」
マーケティング部門の渡邊さん(左)は、職場の風土改革を担当しているため、他の職場や部門の人たちと交流する中で何か学べたら良いな、と思って参加したとのこと。
「会議のような場でDEIについてディスカッションするというのではなく、スポーツを通して楽しみながら学ぶことで、より自然にDEIを意識できるようになるのではないかなと思います」
4月に当社が協賛した、東京レインボープライドのパレードに参加した経験が、今回の参加のきっかけになったと話すのは、同じくマーケティング本部の篠崎さん(右)。
「イベントの様子が社内外に発信されることで、少しずつ参加の輪が広がっていくと思うので、そこに少しでも貢献できるよう、こういったイベントにはなるべく参加したいと思っています」
和やかな雰囲気の中で終了した当イベント。
最後に、試合結果とクイズの正解率の合計で決まった優勝チームの表彰と、DEIについて少しでも関心を高めてもらいたいというChampの改めての想いの共有がされました。
プロジェクトリーダーとして今回のイベントを企画した松田さんは、企画の背景についてこう振り返ります。
「普段DEIについて意識的に考える時間は少ないと思うので、イベントに参加することで、DEIって何だかよく分からないなと思っている部分の整理や、気づきに繋げてもらうことを意識しました。DEIは皆に関わるもので、自分ごとでもあるんだよ、ということに気づいて欲しいと思って」
開催後のアンケートでは、DEIとスポーツを掛け合わせたイベントのシリーズ化を期待する声や、クイズや掲示物によって学びを得られたという声など、ポジティブな反応がたくさん届いたとのこと。
大切なのは、イベント時だけではなく、家庭や職場といった日常に、気づきや学びをどう持ち帰ってもらうかだと松田さんは語ります。
「CONNECTerの意識、風土として根付かせてもらえることが大事だなと感じているので、今回のイベントで終わらせることなく、今後も継続して取り組んでいきたいです!」
肩ひじ張らずに、まずは自分の興味・関心のあるところから始めてみる。
気軽で簡単な一歩に見えても、実はそれは、今後自分や周囲の人々の視野を広げていく大事な一歩になるかもしれません。
今回の取材でも、自分の一歩が、誰かにとっての一歩にも繋がるかもしれないと思って行動している人にたくさん出会いました。
こういった想いや意識の輪を広げていくことに貢献できるよう、From the Inside編集部はこれからも、Champ活動を含んだ、当社のDEIの取り組みを発信して参ります!
※社会のLGBTQ+の理解促進および平等の実現のため、パナソニック コネクトは企業としても、プライドハウス東京に協賛しています。
プライドハウス東京 - PRIDE HOUSE TOKYO JAPAN 2020 -
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Diversity, Equity & Inclusion - パナソニック コネクト (panasonic.com)