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「ALLY」の表明からはじまる、より良い社会 〜東京レインボープライド2024レポート〜

皆さん、こんにちは! パナソニック コネクト、From the Inside編集部です。パナソニック コネクトの取り組みを内側からレポートする当シリーズ。今回はパナソニック コネクトが参画したアジア最大級のLGBTQ+関連イベント「東京レインボープライド2024」(以下、TRP2024)における、プライドパレードやプライドフェスティバルに出展したブースの様子をお届けします。


ALLY企業としてコネクトができること

春らしい陽気に恵まれた2024年4月20日(土)、21日(日)、代々木公園(東京・渋谷)にてTRP2024が開催されました(※1)。東京レインボープライドはLGBTQ+やALLY(アライ ※2)の方々とともに、「“性”と“生”の多様性」を祝福するイベントです。かねてよりDEI(Diversity, Equity & Inclusion)を推進してきたパナソニック コネクトはTRP2024のテーマ「変わるまで、あきらめない」に共感し、最上位スポンサー「レインボースポンサー」として参画しました(※3)。

LGBTQ+の方々はもちろん、支援者となるALLYの方々もその存在が見えづらいため、課題が表に出づらく、また、課題に対する支援の気持ちも伝わりにくくなっています。このような状況を「変えるため」にパナソニック コネクトが踏み出す第一歩は、ALLYを増やし、可視化していくこと。「ALLYからはじまる、ALLYからつながる」というメッセージを掲げ、多様な在り方への支持を目に見える形で表明することで、当事者の方々が自分らしさを活かせる環境づくりを目指していく。TRP2024のプライドパレードへの参加やブース出展は、ALLY企業としての姿勢を社会に示す、意義深い活動であると捉えています。

※1:当初は2024年4月19日(金)〜21日(日)の開催予定でしたが、初日は強風の影響で開催中止となりました。
※2:LGBTQ+当事者の味方として共に行動する人々の総称。
※3:初参加となったTRP2023は「ゴールドスポンサー」にて協賛。

パナソニック コネクトのブース

TRP2024のパレードに参加したCONNECTerの思い

4月21日の午後からは、プライドパレードのはじまりです。代々木公園 渋谷門からパレードをスタートすると、沿道は駆けつけた方々のたくさんの笑顔で溢れていました。パレード参加者は沿道の方々に手を振り、「Happy Pride!」と合言葉を掛け合い、時おり元気にハイタッチ。自由でピースフルな雰囲気のなか、レインボーフラッグや虹色の装飾で彩られた渋谷・原宿の街を練り歩いていきました。

CONNECTer 約200人でのパレード参加

パレード参加者は過去最高となる60梯団、1万5000人に上ったそう。パナソニック コネクトからは従業員(以下、CONNECTer)とその家族やパートナー、友人から成る有志約200人が参加。代表取締役・CEOの樋口さん、CFO兼DEI推進担当の西川さん、CMO兼DEI推進担当の山口さん含めた役員12名をはじめ、役職もバックグラウンドもさまざまなメンバーが、お揃いのレインボーカラーの社名ロゴTシャツに身を包み、パレードに臨みました。今回集まったCONNECTerはどのような想いを抱いていたのでしょうか。CONNECTerのリアルな声をご紹介します!
※インタビュー対象者の所属は、24年4月インタビュー当時のものです。

2024年度の新入社員のNEW CONNECTerとご友人たち

2024年度の新入社員のNEW CONNECTerとご友人たち。フィールドエンジニアの中田さん(写真右から2番目)と技術研究開発部門の佐々木さん(写真右)は、「LGBTQ+の方々を取り巻く問題を解決するためには、まずは自分が当事者の方々を理解する必要がある」と考え、参加を決めたとのこと。フィールドサポート部門の松本さん(写真左)は、「自由な生き方を尊重しようという想いに共感して。LGBTQ+の方々とは常にフラットな意識で向き合っています」と話し、その言葉に品質管理部の北さん(写真左から4番目)も深くうなずいていました。

ご家族で参加されたデザイン&マーケティング部門の山本さん

「経験するからこそ、理解できることは多いですよね。娘たちにも『“性”と“生”の多様性』について知ってもらいたいと思い、参加を決めました」と話すのはデザイン&マーケティング部門の山本さん。二人の娘さんも「楽しそうだなと思って」と笑顔です。

パナソニック交野株式会社 代表の新垣さん(写真左)と業務プロセス改革や品質・環境・CS担当役員担当役員の古川さん(写真右)

新垣さん(写真左)は重度障がい者多数雇用事業所であるパナソニック交野株式会社の代表。「私は誰しもが自分らしく生きていくことが大事だと思っています。うちで働くメンバーたちも、自らの個性を活かしてイキイキと仕事をしているんですよ」と、TRP2024の趣旨に自身の経験と想いを重ね合わせて賛同しています。

業務プロセス改革や品質・環境・CS担当役員の古川さん(写真右)は2度目の参加。「昨年、初めて参加をして非常に刺激を受けました。LGBTQ+の方々が自分らしく生きられる社会をつくり上げていくという、大きなうねりを肌で感じられるんです」と語ってくれました。

山梨県から来場した小林さん(写真右)

山梨県からTRP2024のために来場した小林さん(写真右)は工場の総務所属で、DEI推進プロジェクトのメンバーとしても活動しています。「まずは自分にできることから行動しようと昨年から2回目の参加です。今年も皆さんの笑顔からパワーをいただきました。来年もぜひ参加したいですね。そのときは甲府事業所のメンバーと一緒に!」と、晴れやかな表情です。

プロダクトマーケティング担当の木下さん(写真左)とSEの曽根田さん(写真右)

プロダクトマーケティング担当の木下さん(写真左)は、「会社全体としてDEIを積極的に推進しているものの、社内のLGBTQ+当事者の方が心から安心して働ける環境を整えるには、もう少し時間がかかるように感じています。そこで当事者の方々がより自分らしく働けるサポートしたいと思い、私たち従業員のボトムアップ活動として、LGBTQ+当事者とALLYのコミュニティを立ち上げました。パレードへの参加は私の意思表明です」と、意気込みます。
九州からTRP2024のために来場したSEの曽根田さん(写真右)は、DEI Champ※のメンバーでもあります。TRP2024におけるパナソニック コネクトのブーススタッフにもチャレンジしたとのこと。「九州ですとDEIに関連する大きなイベントがなかなかありません。いろいろな方とコミュニケーションをとりたいと考えていたため、このチャンスを活かしたいなと思ったんです。TRP2024は自分らしくいられる空間で幸せに満ちていて、感動を覚えました」と想いを伝えてくれました。
※当社には、各事業部にChampと呼ばれるDEI推進リーダーがおり、プロジェクトメンバーや人事部門を巻き込んで、自部門の課題に対し独自施策を展開しています。
参考記事はこちら

パートナーと参加した人事部の水島さん(写真左)

「日頃から上層部の皆さんは『何か困っていることはありませんか』と気にかけてくれ、要望を伝えるたびにすぐに改善してくれています」と明るい声で話してくれたのは、パートナーと参加した人事部の水島さん。「私の障がいのことは理解してもらっているのに、私自身がLGBTQ+をきちんと理解できていないようではフェアではありません。だからまずは知ることから始めようと思い、パレードに参加しました。多様な人々が共存する社会を、ともに歩んでいくために」

見どころ満載の出展ブース

プライドフェスティバルにてパナソニック コネクトがブースを構えたのは、会場の中心に設置する大型ブースエリア。レインボーカラーの吹き出しをモチーフにしたスタイリッシュなブースデザインで、会場内でもひときわ目を引いていました。

ここではパナソニックのノートパソコン「レッツノート」が巨大化したユニークなフォトブースや、パナソニック コネクトのDEI推進を説明するパネル展示、パナソニック コネクトの新規技術を活用して世界ゆるスポーツ協会と共同開発した誰もが楽しめるゲーム「ピクトグラミー」、来場者プレゼントとして「コネクトALLYステッカー」を用意。「ALLYからはじまる、ALLYからつながる」というメッセージとともに、パナソニック コネクトが提供するソリューションを体感できる構成となっており、会期中は多くの来場者で賑わっていました。

「レッツノート」が巨大化したユニークなフォトブース
パナソニック コネクトのDEI推進を説明するパネル展示
世界ゆるスポーツ協会と共同開発した誰もが楽しめるゲーム「ピクトグラミー」

ブースではパレードに参加した役員たちの姿も。来場者と言葉を交わしたり、CONNECTerとフォトブースで撮影をしたり、熱気に包まれたTRP2024を心から楽しんでいる様子です。


樋口さんにTRP2024にかける想いを聞くと、「カルチャーを変えていくには、実現したいカルチャーを明確に言語化し、企業のリーダー自身でその言葉を体現する必要があります。それがもっともパワフルに作用するでしょう。TRP2024への参画を通じ、LGBTQ+への理解はより深まっている印象を受けました。パナソニック コネクトとしても社内のALLYを増やし、各々の個性や価値観を尊重し合える組織にしていきたいと考えています」と真摯な眼差しで語ってくれました。

CEO 樋口さん


自分という人間はただ一人です。同じ年齢、同じ性別、同じ国籍、同じ考え方、同じライフスタイルの人間は、地球上のどこにも存在しません。一人ひとりが異なる人間であるということは、誰しもがマイノリティであり、マジョリティであるということ。だからこそ性的指向・性自認にかかわらず、それぞれの個性や価値観を理解し、歩み寄る姿勢が大切なのではないでしょうか。きっとこの想いが「ALLY」に通じている。「ALLYからはじまる、ALLYからつながる」社会は、いまよりもっと優しさに満ちていると信じています。

パナソニック コネクトはすべての人が尊重される社会を目指し、「DEI」を経営戦略の柱のひとつと位置付けて推進してきました。From the Inside編集部では、今後もパナソニック コネクトが実践していくDEI活動の展開を発信していきます!

【パナソニック コネクトのDEIの取り組み全容はこちら】
Diversity, Equity & Inclusion - パナソニック コネクト (panasonic.com)

【2月に実施されたLGBTQ+の企業横断勉強会「レインボービジネスネットワーク」のレポートはこちら】
LGBTQ+に関する社会課題を解決するために ~志を一つに企業が集う勉強会を開催~|パナソニック コネクト (panasonic.com)


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